OceanStorスケールアウトストレージ

多様なデータを効率的に処理

ソフトウェアアルゴリズムは、ハードウェアアクセラレーションのためにプロセッサにオフロードされます。さらに、OceanStorスケールアウトストレージは、インテリジェントでロスレスなネットワークを使用し、1ミリ秒¹以下の一貫したレイテンシーを実現し、重要なワークロードに迅速に対応します。

単一バケットに最大1,000億のオブジェクトをパフォーマンスを損なうことなく格納できるため、大規模なアプリケーションで複数のバケットを使用する必要がありません。

大量の小さなファイルを扱うアプリケーションに対して、優れた入出力（I/O）スループットを提供します。完全に対称的な分散アーキテクチャにより、大規模かつ直線的な性能拡張が可能になります。

また、フルライフサイクルストレージシステム管理により、リソースの使用状況や障害を事前に予測して処理することでO&Mを大幅に効率化します。

注¹: スケールアウトブロックストレージに適用可能

オンラインサービスの永続的な運用

クラスター²をまたがる最先端の分散アクティブ-アクティブアーキテクチャにより、RPO = 0、RTO ≈ 0 となる負荷分散を実現し、コアデータ資産を保護します。

革新的な災害復旧（DR）ソリューションは、2～12サイト³にわたって拡張され、クロスサイトEC（Erasure Coding）とマルチコピーオプションから選択でき、信頼性とスペース利用率の向上を実現します。

ECは強力な冗長保護を提供し、4つのノードまたは4つのキャビネットに同時に障害が発生した場合でも、アプリケーションの安定稼働を保証します。

システムの包括的なサブヘルス検出と前処理により、潜在的なネットワーク、ノード、コンポーネントの障害を事前に正確に排除します。

エンドツーエンド(E2E)データ一貫性検証は、同時進行するサービスの高いデータ可用性を提供します。

注²: スケールアウトブロックストレージに適用可能
注³: スケールアウトオブジェクトストレージに適用可能

大量データのための経済的ストレージ

OceanStorスケールアウトストレージシリーズはEC（Erasure Coding）を実装しており、91.6%という業界トップクラスのディスクスペース利用率を実現します。これは従来の3コピ ーモードの2.75倍で、必要なハードウェアと物理スペースを削減し、エネルギー消費量も削減します。

本シリーズはライフサイエンスやデジタルパソロジーの分野で、最先端のデータ削減ソリューションを提供し、ストレージスペースの使用を最適化します。

また、同シリーズは4096ノードまで拡張可能で、柔軟なリソース購入とオンデマンド展開が可能です。

本シリーズは利用可能な容量^*4に応じて最適な容量モデルを選択できるので、投資を最適化します。

ネイティブのHDFS機能を備え、ストレージとコンピュートの分離型ビッグデータソリューションは、主流のビッグデータプラットフォームやコンポーネントと互換性があり、TCOを30%削減しながら多様なデータ分析を実現します。

注⁴：サービスデータを格納する実際の容量