中国農業銀行東京支店：
ストレージアップグレードで業務の安全性と信頼性を確保
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企業ユーザー向け製品、ソリューション、サービス
中国の4大国有商業銀行の1つである中国農業銀行（農行と略す）は、アジア最大の商業銀行の1つでもあります。中国に大規模な事業ネットワークを有し、約23,000の支店を擁する同行は幅広い顧客にサービスを提供しています。
1995年に設立された中国農業銀行東京支店は、長きにわたり銀行業務を行ってきました。商業銀行と投資銀行として、東京支店は資産管理、預金、融資、クレジットカード、外国為替、投資などの分野で幅広い商品やサービスを提供しており、中国と日本の企業に質の高い効率的な金融サービスを提供しています。
デジタル化は今金融業界にとって非常に重要な戦略となっています。イノベーションと技術に注力している中国農業銀行は、ネットバンキングに特に力を入れています。その一環として、お客様がアプリを使っていつでもどこでも口座を確認したり取引を行ったりすることができるサービスなどを提供しています。それに伴い、同行は、ユーザーデータ、取引記録、取引情報を保存するための大容量ストレージが必要としていました。また、デジタル化ツールの利用頻度が増え、顧客のリアルタイムサービスに対する需要が高まっていることを踏まえ、膨大なデータを処理できる、安定した強力なデータセンターとオフサイト災害復旧センターを構築し、安全で安心できるサービスを提供することにより、顧客満足度を継続的に向上させることも求められていました。
グローバル業務を展開する支店として、日中の金融協力を促進することは中国農業銀行東京支店の最も重要な取り組みの一つであり、特に外国為替業務のデジタル化の重要性が高まっています。外国為替取引では、取引量、為替レート、市場動向、顧客情報など、安全に保管して処理する必要のある膨大な量のデータが生み出されています。これらのデータを管理し、その正確性、可用性、安全性を確保するために、同行は効果的なデータストレージソリューションを求めていました。
ファーウェイのOceanStorは、企業に高性能、高信頼性のストレージシステムを提供します。デュアルコントローラアーキテクチャを採用し、高可用性、オンラインアップグレードとメンテナンス時の業務中断ゼロを可能にしているOceanStorは、そうした同行のニーズに対応するために、同行（東京支店）とオフサイトデータセンターにそれぞれ導入されました。定期的に2地点間で非同期リモートデータレプリケーションを行うことで、セキュリティを大幅に強化しています。
ファーウェイのNAS（ネットワーク＋ストレージ）ソリューションは、バックアップによって重要なデータや文書を迅速に復元し、データ損失のリスクを抑えることができます。また、NASはコラボレーションプラットフォームとしても機能し、従業員がデータにアクセスできるようにすることで、リモートワークが可能になり、業務の柔軟性が大幅に向上します。
デバイスをアップグレードする際に、ストレージプロトコルが既存のネットワークと互換性がないという課題がよく発生します。つまり、デバイスをアップグレードすると、ネットワーク全体を交換する必要があります。ファーウェイのOceanStorシリーズのストレージ製品は、NVMe（不揮発性エクスプレス）ベースのSSD（ソリッドステートドライブ）を使用し、FC（ファイバチャネル）、iSCSI（インターネットスモールコンピュータシステムインターフェース）、FCoE（ファイバチャネルオーバーイーサネット）などの複数のストレージプロトコルをサポートしているため、ストレージ以外にネットワークやデバイスを交換する必要がなく、コストを削減できるうえ、既存の投資も保護できます。
これまで為替業務にしか対応できなかったストレージ容量が、コーポレートバンキングや貿易金融などの業務にも対応できるようになりました。これを可能にしたのはオンラインでの重複排除圧縮や自動階層化などの機能を活用した銀行の最先端のデータサービスです。これによりストレージ容量とパフォーマンスをいっそう最適化することができます。
中国農業銀行東京支店の新しいストレージシステムには、BCManager（エンタープライズデータセンター向けDR管理ソフトウェア）、ファーウェイディザスタリカバリー（DR）、バックアップソフトウェアなど、使いやすい一連の管理ツールが用意されています。また、これらの管理ツールには、システム管理インターフェースが組み込まれており、1つのモバイルアプリでリモート管理が可能です。
環境問題は常に世界的な関心事であり、同行は日本のコミュニティ開発計画に積極的に参加し、持続可能な開発の推進に取り組んでいます。ファーウェイのOceanStorも重要な役割を果たしています。OceanStorは先進的な電源管理機能を備えており、未使用のコンポーネントの電源を遮断し、低負荷時に消費電力を削減し、コスト削減に寄与します。ファーウェイのストレージソリューションにより、お客様の総TCOは少なくとも30%削減されます。
中国農業銀行東京支店は、革新的なICTを通じてサービスプロセスの最適化を図り、サービス品質を向上させ、多様化するお客様のニーズに応えるために、常に新しい技術に注目し、積極的に活用しています。
