中国建設銀行東京支店：
データで業務効率を向上

高層ビルのすき間に差し込む朝日の中、出勤する人々が次から次へと急ぎ足で通り過ぎていく。鉄筋コンクリートの森の中を行き来する誰もが物語の主人公であり、ここには様々なストーリーが繰り広げられるいく奇跡の場所だ。

国境を越え、緊密さが強まる中日経済貿易協力

東京という国際都市において、中国建設銀行東京支店（以下、建設銀行東京支店）は、中国と日本の経済と文化の懸け橋として、様々な協力とビジネスチャンスをつなげている。

1993年に設立された建設銀行東京支店は、預金、信用、貿易金融、外国為替取引、資金決済、国際決済などの卸売り業務、個人預金、送金、振替、外国為替取引など個人向け業務を展開している。関西地域の企業、機関、同業者により良いサービスを提供するために、2013年に大阪支店を開設。預金、貸出、貿易金融などの卸売業務を提供するとともに、個人顧客に預金、送金などの業務を提供するカウンターも設置している。

両支店とも、中国建設銀行の「市場志向、顧客中心」の経営理念に従い、製品とサービスを継続的に最適化し、リスク管理を強化し、サービスの質を向上させている。国内外の業務連携を通じて、お客様により便利で包括的なクロスボーダー金融サービスを提供し、お客様のグローバルビジネスの拡大を支援している。

新たな機会と課題、データセキュリティと効率的な管理が最優先事項

東京支店と大阪支店の2本柱体制は、建設銀行東京支店の市場拡大とリソース獲得に役立っているが、データ管理の複雑さももたらしている。データは2つの都市間で移動して保存する必要があり、不正にアクセスされたり、データが失われたりするリスクが増える。また、データの統合も課題となっている。分散したデータを効果的に統合分析し、支店での意思決定をサポートする必要があった。

データセキュリティと効果的な管理は、金融機関が競争の激しい市場で勝つための鍵であり、ICTインフラ構築の最優先事項である。

データサイロを解消し、データ効率を向上させる

ICTの構築において、東京支店は、データインフラの細部までこだわり、ニーズとビジネス戦略を機敏に組み合わせ、強固なデータアーキテクチャを構築している。

ファーウェイは建設銀行東京支店をサポートするために、検討を重ね、次の通りデスクトップクラウドオールインワンソリューションを提案した。

• FusionCubeのオールフラッシュハイパーコンバージドアーキテクチャにより、デスクトップの起動時間を30%短縮。非効率的な待機時間を排除し、生産性を向上。
• ファーウェイが独自開発したeDMEプラットフォームにより、東京と大阪支店のコンピューティング、ネットワーク、ストレージリソースを1つのネットワークでグローバルに管理することで、データの一元的バックアップと管理を実現し、デスクトップへの迅速な展開、障害特定など、期待されていた機能が可能になった。
• また、ファーウェイのストレージの優れたインライン重複排除圧縮技術により、従来のストレージに比べてスペースを80%削減し、ストレージ性能を2～3倍に向上させることができる。あらゆる空間の可能性を引き出し、データの価値を最大限に引き出せる。

東京の巨大ビジネス街に新たな鼓動

夕暮れ時の東京の空が美しいネオンで彩られ、金融街の新たな鼓動が聞こえそうだ。