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    クリテオがビッグデータサービス向けにネットワーク機能を拡張

成功を続けるフランスの大手グローバルテクノロジー企業クリテオ(Criteo)は、ネットワークの拡張の必要に迫られており、FusionServerが非常に効率的なソリューションとなりました。

背景

2005年に設立されたグローバルテクノロジー企業クリテオは、パーソナライズされた成功報酬型広告による売り上げ拡大支援を世界的に展開しています。独自の予測アルゴリズムを採用し、最適な商品の広告を最適なユーザーに最適なタイミングで提供することが可能です。また、クリックから得られた売上による収益を算出することでROIを透明化し算出を容易にしています。同社の高度なデータ集約型ビジネスは、約17,000台のサーバーで構成されるネットワークによって支えられています。

運用の中核を担うのは、民間所有では世界最大のHadoopプラットフォームです。これは、いわゆる「ビッグデータ」を保存し、汎用ハードウェアのクラスター上でアプリケーションを実行するためのオープンソースのソフトウェアフレームワークです。あらゆる種類のデータを保存する大容量ストレージ、優れた処理能力、ほぼ無制限にタスクやジョブを同時実行できる能力を備えています。クリテオでは、一日に最大85,000件のジョブを処理できます。

課題

オンライン小売の普及が進むにつれ、クリテオのソリューションに対する需要も大幅に増加しています。その結果、同社が処理するデータ量も増加し、2015年1月には、新たなHadoopクラスターの構築の検討が必要になりました。同社のインフラストラクチャ運用の技術ディレクター、マチュー・ブランバーグ(Matthieu Blumberg)氏は次のように説明しています。

「ビッグデータについて分かったことは、所有するデータが増えるにつれ、より多くのデータが欲しくなり、必要になるということです。既存のHadoopクラスターではニーズを満たせなくなったため、新しいクラスターの構築を決定しました。これは、インフラストラクチャスタック全体を見直して、他のハードウェアベンダーを検討する機会にもなりました」

ソリューション

サーバー増設に関するRFPが、ファーウェイと既存ベンダーを含む6社に送付されました。その回答に基づいて、3つのソリューションが候補に選ばれました。この時点からファーウェイは、強力な候補として際立っていました。マチュー・ブランバーグ氏はさらに次のように述べています。

「弊社のRFPに対するファーウェイの提案は素晴らしいものでした。よく調査していることが明らかで、弊社のHadoopを使用した業務内容を深く理解していることがわかりました。すべての回答が的確であっただけでなく、サーバーの電源に関する代替案も含まれており、ファーウェイがHadoopクラスターの運用方法を熟知していることがよく示されていました」

ファーウェイが提案したソリューションは、新世代の2UデュアルソケットのラックマウントサーバーであるFusionServerを採用するものでした。このサーバーは柔軟なリソースの拡張機能と高いコンピューティング性能を備えており、インターネット、ビッグデータ、クラウドコンピューティング、企業の基幹系アプリケーションにとって理想的な選択肢でした。

評価プロセスの一環として、クリテオはこのベンダー3社からサーバーを10台ずつ購入し、各グループで小規模なHadoopクラスターを構築し、性能を比較しました。このベンチマークテストでは、性能、Linuxの機能、電力使用状況、ドライバーのサポート状況を評価しました。クリテオは、これらの項目で高い評価を得たファーウェイを選定しました。マチュー・ブランバーグ氏はさらに次のように述べています。

「FusionServerは弊社が設定したすべての基準を上回っていました。しかしファーウェイについて本当に感心したのは、弊社の問題に対応しようという積極性です。たとえば弊社では、他のベンダーでは対応不可能なレベルでハードドライブにアクセスする必要がありましたが、ファーウェイは数日のうちに必要なツールを提供してくれました」

利点

FusionServerは競合製品を凌駕しています。最高のハードドライブ密度を備え、サーバー1台あたりのサポート台数は、最も近い競合製品に比べて1台多い16台です。また、消費電力は20パーセント少なく、競合製品よりもはるかに優れています。そして、クリテオにとって非常に重要だったのは、同社が求めるものすべてを適正な価格で提供していたことでした。

マチュー・ブランバーグ氏は次のように述べています。 「数か月の使用後、ファーウェイのFusionServerを弊社の主要サプライヤー製ハードウェアと並んで世界向けカタログに登録することを決めました。そして2016年の初頭から、弊社では米国、欧州、アジア太平洋の拠点向けにファーウェイのサーバーを購入しています」

将来を見据え、クリテオはファーウェイを最新のデータセンターの構築に必要な多くの製品の主要ベンダー候補として考えており、すでに追加のネットワーク機器を購入しています。マチュー・ブランバーグ氏は結論として次のように述べています。

「ファーウェイは、強力なデータセンターを構築するために必要なあらゆる種類の製品を提供しています。モジュラー型コンテナ、サーバー、ネットワークスイッチをすべて1社のベンダーから購入できることは、ファーウェイの非常に大きな強みです」

クリテオについて

クリテオはパーソナライズされた成功報酬型マーケティングを大規模に提供しています。クリックから得られた売上による収益を算出することでROIを透明化し算出を容易にしています。2015年12月31日の時点で、米州、欧州、中東、アフリカ、アジア太平洋地域の28か所のオフィスに2,000人の従業員を雇用しており、世界各地に11,000社を超える広告主の顧客を擁し、16,000社の媒体社と直接的な関係を築いています。

詳しくは、criteo.comをご覧ください。

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