メキシコのCENACE、ファーウェイの高品質10Gbpsスマートパワーキャンパスソリューションでアジャイルな大容量ネットワークを構築
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企業ユーザー向け製品、ソリューション、サービス
メキシコは中米最大の国のひとつです。古代文明の発祥地のひとつであるメキシコは、マヤ、オルメカ、トルテック、アステカといった有名な文化の発祥地です。現在、メキシコはラテンアメリカおよび世界の主要な開放経済国のひとつです。
国家電力管理センター（Centro Nacional de Control de Energía、CENACE）は、メキシコ政府の分散型公的機関です。2013年のエネルギーに関する憲法改正後、国営電力公社である連邦電力委員会（Comisión Federal de Electricidad）から分離されました。同機関の主な責務は、全国電力システムの運営・管理、全国電力市場の運営・管理、全国送配電網の拡張・近代化計画の策定などです。同機関は、技術進歩の最前線に立つインテリジェントなエネルギー事業者になることを約束します。CENACEは、業務とサービスの質を向上させるための新たな機会を探求することに専心しています。CENACEのマネージングディレクター リカルド・オクタビオ・アルトゥーロ・モタ・パロミノ（Ricardo Octavio Arturo Mota Palomino）氏は、こう述べています。「技術の進歩とともに人的要因が、優れた運営組織を開発するビジョンを構築する原動力となっています。私たちは、24時間365日、信頼性が高く、継続的で安全な供給を必要とするわが国が、日々このことを求めていることを認識しています」
事業開発とサービス品質向上のためのICT活用は、エネルギー業界にとって目新しいことではありません。CENACEは過去2年間、事業環境の改善と送電網インフラの最新化に熱心に取り組んできました。また、メキシコの電力需要の増加に対応するため、通信システムやエネルギーサービスの強化、スマートグリッドの構築に投資してきました。
CENACEは全国に配置された11の作業センターで構成されており、そのうちの8つが地域統括部門を構成し、それに続いて代替センター部門と、メキシコシティと企業のオフィスからの運営統括部門であるナショナルセンター部門が続きます。CENACEの情報通信技術部門責任者、ルイス・カルロス・モリーナ・フェリックス（Luis Carlos Molina Félix）氏は次のように述べています。「CENACEにとって、地域統括本部とナショナルデータセンター間の相互接続における障害に耐えうる高速ネットワークを持つことは極めて重要でした。私たち我々のICTチームにとって、重要なデータをリアルタイムで共有することは、組織の運営および実質的な分野で働く同僚たちの意思決定にとって最も重要なことです。これにより、国家電力システムと卸売システムを運営できるようになるからです。効率的、安全、信頼できる方法で電力市場を実現します」
インテリジェントなネットワークを構築するために、CENACEは元のギガビットネットワークを10GEキャンパスネットワークに変更する必要がありました。これにより、インテリジェントな管理を実現し、エネルギー供給と監督に不可欠な通信インフラをアップグレードすることができます。また、正確で迅速な障害検知を実施し、必要な遠隔操作やメンテナンス作業を行うためにも必要でした。
「新しい10GEキャンパスネットワークによって、ユーザーの接続ニーズは満たされ、情報伝達はより速くなり、ネットワークインフラの障害も減少しました」とモリーナ氏は付け加えました。
CENACEは、ファーウェイのワイヤレスコントローラー AirEngine 9700-M1とAirEngine Wi-Fi APを使用して、高品質の10Gbpsスマートパワーキャンパスネットワークを構築しました。アクセスポイント（AP）は、8つのエリアにまたがる職場の廊下や会議室に配備されています。WLAN Planerツールは、3Dシミュレーションを使用して包括的なワイヤレスカバレッジとパケットロスゼロを実現するので、ユーザーは接続の問題なく移動できます。
固定オフィスと端末アクセスエリアでは、CENACEはファーウェイの高性能マルチレートCloudEngine S5732スイッチを使用して、端末に10GEアクセスを提供しています。コアレイヤーでは、CloudEngine S12700Eスイッチを使用して、100GEインターフェーススイッチング機能を提供しています。このソリューションは、マルチメディア、HDビデオストリーム、クラウドアプリケーションなどの広帯域かつ低遅延のサービスに対するサービス品質要件を満たしています。
孤立した現場の問題を解決するため、ファーウェイはブランチ相互接続ソリューションも提供しています。インテリジェント・トラフィックステアリングは、ユーザートラフィックに最適なネットワークパスを選択し、ユーザー体験を向上させます。さらに、ファーウェイはIPsecトンネルを介してサイト間のデータを動的に暗号化し、セキュリティを確保します。ブランチ相互接続ネットワークとキャンパスネットワークは、iMaster-NCE管理プラットフォームを使用して、簡素化された統合LAN/WAN管理を実現します。
さらに、ファーウェイのiMaster-NCE CampusInsightは、潜在的な障害や脅威を迅速かつ正確に特定し、リモートO&Mをサポートできます。
ファーウェイの高品質10Gbpsスマートパワーキャンパスソリューションは、インテリジェントな電力運用を実装し、CENACEのサービスの速度、品質、セキュリティ、信頼性を大幅に向上させます。
「新しいキャンパスネットワークにより、CENACEは接続性、スピード、信頼性、セキュリティの面で重要な目標を達成することができます。これは結果的に、業務効率の改善、ユーザーの生産性の向上、将来の接続ニーズへの備えに反映されました」と、CENACEのインフラ・通信副部門を担当するエンジニアのジョナタン・ロサス・ルイス（Jonathan Rosas Ruiz）氏は述べています。
最後に、この組織のマネージングディレクターであるモタ・パロミノ氏は次のように述べています。「CENACEはこの戦略的活動を実施するわが国唯一のシステムオペレーターであるため、運用上のニーズを満たす技術的インフラを備えていることは、多少複雑ですが、日常業務の確実性と（内部および外部の）利用者に信頼感を与えています」
