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  • SCSTIの全国的なストレージプラットフォームで100個のITシステムを統合

現在、ファーウェイのOceanStorアレイをベースにした当センターのストレージプラットフォームでは、全国的な盗用防止システム、大学の主要な財務システム、年間5万人に及ぶ学生を対象とする試験システムなど、100以上の情報システムを運用しています。およそ2年前にOceanStorアレイを導入して以来、システムは非常に効果的に稼働しています。ファーウェイのストレージソリューションの容量、性能、汎用性にとても感銘を受けました

背景

スロバキア科学技術情報センター(Slovak Centre of Scientific and Technical Information、SCSTI)は、スロバキア共和国各地の教育機関におけるITインフラストラクチャの開発・管理に関して教育省への勧告・支援を担当する教育・科学・研究・スポーツ省の公的機関です。その目的は、国家試験、大学の財務システムといった重要な教育システムの正常な機能を確保することです。最近、SCSTIは全国各地の教育のデジタル化に向けたプロジェクトを立ち上げ、ストレージインフラストラクチャの改善が必要になりました。

課題

全国各地にある複数のストレージシステムを1つに統合

SCSTIは複数の大容量ストレージシステムを使用していますが、それらのうち2つのシステムが最も重要です。これら2つのシステムは、リアルタイムオンラインサービス(スロバキアの学生や科学者の全論文に対応する盗用防止システムなど)の大部分に使用されているためです。2つとも8年ほど前に導入された旧式のストレージシステムで運用されていました。古いインフラストラクチャにかかる保守・財務コストは非常に高く、機関全体の機能に著しい影響を及ぼしていました。日常業務の操作性と信頼性を高めるために、SCSTIは主要なデータセンターにあるデータストレージシステムおよび接続等されたすべての公立大学向けのデータストレージシステムをアップグレードする必要がありました。

「このシステムにかかるコストはますます膨らんでいることがはっきりしたため、このシステムを停止し、より信頼性が高く安価な最新のストレージソリューションを導入することに決定しました。公的機関のように1、2年のサイクルでシステムをアップグレードする余裕はありませんでした。少なくとも今後10年間にわたって運用でき、はるかに安価で管理しやすい大規模なソリューションを選定する必要がありました」とウラジーミル・フェコ(プロジェクトを担当するSCSTIのITアーキテクト)氏は述べました。「新しいシステムをスムーズに導入するだけでなく、すべてのシステムの運用を継続しながら膨大な量のデータを確実かつ効率的に移行する必要がありました」とフェコ氏は付け加えました。

SCSTIは、従来の高速ハードドライブアレイを(SASと)組み合わせ、異なる場所の間での非同期リモートレプリケーションを可能にすることで、コアデータの保護を強化する必要がありました。

ソリューション

変革:複数の場所から新しいストレージプラットフォームにデータを完璧に移行

社内に設置された特別委員会では、エンタープライズクラスのストレージのみがシームレスなアップグレードを保証し、導入時および導入後も、長期にわたるサプライヤーのサポートに対するニーズを満たすことができると判断しました。サプライヤーの支援が何よりも重要でした。運用中のデータセンターにストレージを接続するアーキテクチャを適応させる必要があり、すべてのシステムの運用を継続しながらすべてのデータを移行する必要もあったためです。

「ファーウェイは代価の範囲内で全面的に当センターをサポートし、データ移行プロセス全体を通じて協力してくれました。停止・中断することなく作業を進める必要がありました。このプロセスには場所ごとに2 ~ 4か月かかり、それらの場所を他の本番システムと相互接続することが不可欠でした」とフェコ氏(SCSTI)は述べました。

現在、OceanStorストレージが科学技術情報センターの2つの主要な本番ストレージとして機能しています。

利点

5万人の学生に対応する100個の情報システムを一元化

最も重要な導入効果は、コスト(特に日常業務に要するスタッフの時間)の削減です。導入によって、SCSTIはストレージシステムの保守コストだけで年間約6万ユーロを節約できました。さらに導入後、SCSTIは以前の容量120TBではなく300TBのアレイ(SSD、SAS、NL SAS)を使用しています。将来的には、必要に応じて最大容量が迅速に拡張される可能性もあります。

こうした効果的な製品により、新しいSCSTIストレージシステムを全国規模で確実に運用できます。「現在、ファーウェイのOceanStorアレイに基づく当センターのストレージプラットフォームでは、全国的な盗用防止システム、大学の主要な財務システム、年間5万人に及ぶ学生を対象とする試験システムなど、100個以上の情報システムを運用しています」とウラジーミル・フェコ氏は述べ、「ほぼ2年前にOceanStorアレイを導入して以来、システムは非常に効果的に稼働しています。ファーウェイのストレージソリューションの容量、性能、汎用性にとても感銘を受けました」と締めくくりました。


スロバキア科学技術情報センターについて

SCSTIはスロバキア共和国の教育・科学・研究・スポーツ省の下部組織(公共団体)であり、科学技術の分野で同省に勧告・支援を行っています。この機関は1938年にスロバキアの技術図書館として設置され、それ以来、図書館・情報サービス実現の先駆けとなっています。SCSTIは科学、技術、革新、教育の全国情報センターであり、スロバキア共和国の専門的な科学図書館です。各活動を調整し、研究、開発、革新、教育に関する学際的なR&Dセンターおよび全国的なインフラストラクチャの運用を保証しています。SCSTIはホライズン2020ナショナルコンタクトポイントの親機関です。また、ブリュッセルにあるR&Dのスロバキア連絡事務所も運営しています。

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