ファーウェイ、サイバーエージェントのIDNクラウドDC構築を支援
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企業ユーザー向け製品、ソリューション、サービス
サイバーエージェントは、日本でよく知られたインターネット企業です。オンラインコミュニティ、ビデオオンデマンド(VOD)、ゲーム、広告、インターネットベンチャーキャピタルなど複数の分野でサービスを提供しており、2018年の売上高は38億米ドルを超えると予想されています。なかでもゲームは重要な成長の原動力であり、同社は主要なゲームタイトルを7本、スマートフォン向けゲームを数十本保有しています。「グランブルーファンタジー」などのヒットタイトルをアニメ化し、ゲームの世界観を変えてユーザーを楽しませています。約20チャンネルを無料で提供するインターネットテレビ局「AbemaTV」や、芸能人や人気タレントが多数出演するライブストリーミングサービス「FRESH LIVE」といった各種メディアは、サイバーエージェントの大きな投資分野となっています。
クラウドコンピューティング、AI、ビッグデータのグローバル化に伴い、サービスの急速な変化がデータセンターへの要件を高めていました。VoD、ゲーム、検索サービスなどのサービスでは、頻繁にトラフィックの急増が発生します。現在のデータセンターのデバイスではこの問題に対応できません。また、IDN(Intent-Driven Networking)へのスムーズな進化を実現しながら、いかに高可用性・高拡張性のデータセンターネットワークを構築するかが、サイバーエージェントの喫緊の課題の1つでした。
ファーウェイCloudFabricソリューションを利用したクラウドデータセンターネットワーク構築の成功事例について話す、株式会社サイバーエージェントのチーフネットワークアーキテクト 澤田石 朋彦氏
全固定スイッチでIDN対応のクラウドデータセンターネットワークを構築する
ファーウェイのCloudFabricは120カ国以上で2,800社の企業にサービスを提供しています。特に、金融、インターネット、メディア&エンターテイメント(M&E)、クラウドサービスプロバイダー、通信事業者などの業界で大規模な商用利用が行われています。CloudFabric はIDN アーキテクチャを使用して、より多くの企業がデータセンター中心の次世代ネットワークプラットフォームを構築できるよう推進しています。
ファーウェイCloudFabricは固定スイッチからネットワークを完全に構築するという常識を覆します。このソリューションは主流のスピンリーフアーキテクチャを採用し、EVPNやVXLANなどの技術をサポートし、サードパーティ製の自動化管理ツールと統合することができます。次世代のデータセンターネットワークを構築しようとする中小企業に最適なソリューションです。その主な特徴は以下の通りです:
1. 高帯域相互接続と大容量バッファアクセス
スパインノードとして使用されるCE8800シリーズ スイッチは業界最高密度の64の100GEポートを提供。リーフノードとして使用されるCE6800シリーズは100GEのアップリンクポートを提供し、データセンター内で100GEの相互接続を実現します。また、CE6870シリーズは最大4GBの超大容量バッファを提供し、ネットワーク上のトラフィックサージに効果的に対処し、VOD、ゲーム、検索などのサービスを高品質で伝送します。
2. ネットワーク全体の信頼性が高く、サービス中断なしを保証
業界で最も包括的なデバイス間リンクアグリゲーション技術により、デバイスネットワーキングのカップリング関係は、コントロールプレーンでのスタッキングからM-LAGの使用、そして最終的にはカップリングフリーのM-LAG Liteへと進化します。これにより、スイッチのアップグレード時にアクティブ-アクティブサーバアクセスとサービス中断なしを実現し、24時間365日のサービス利用を可能にします。
3. コンパクトで容易な管理によりCAPEXとOPEXを削減
CE8860シリーズは10GE、25GE、40GE、100GEの4つのレートのカードに対応し、わずか2Uのスペースでインタフェースレートの異なるサーバへの高密度アクセスを実現し、機器室の省スペース化を実現します。デバイスはAnsibleなどのサードパーティ製ツールとの統合が可能で、ネットワークとITの統合管理を実現します。
サイバーエージェントはファーウェイのCloudFabricソリューションを活用し、固定スイッチのみで構成されたIDN機能を備えたクラウドデータセンターネットワークの構築に成功しました。今回の次世代クラウドデータセンターの構築により、メディア、インターネット広告、ゲームなどの分野で高まるニーズに効果的に対応し、事業価値の最大化を図ることができました。
産業界はいま、デジタルトランスフォーメーションの後期段階に入り始めています。企業のデータセンターはもはや単なるビジネスサポートセンターではなく、価値創造センターとなっています。ファーウェイは顧客中心主義の原則を堅持し、金融やインターネットなどの業界からの世界中のトップ企業の顧客の要求に応え、AIやビッグデータ技術を駆使してネットワークの自動化とインテリジェンスを向上させ、業界の発展を継続的にリードしていきます。