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    松波総合病院:ランサムウェア対策ストレージ導入で“復元できる安心”を手に入れる

ランサムウェア攻撃が来ても、私たちは“復元できる安心”を持っている。

松波総合病院(岐阜県)は、中部地方を代表する大規模医療機関の一つであり、総合診療・救急医療・地域医療連携において中心的な役割を担っています。
600床を超える病床を有し、日々大量の医療画像データや電子カルテ情報を扱っています。
HIS、PACS、RIS、検査システムなど複数のデジタル基幹システムが稼働しており、その運用効率と安全性は、病院全体の診療品質を左右する重要な要素です。
近年、医療機関を狙ったランサムウェア攻撃が急増する中、ITチームは深刻な危機感を抱いていました。

「データは病院にとって単なる資産ではなく、命そのものです。
どんな状況でも確実に復旧できる仕組みが必要だと感じました」
—— 松波総合病院 IT部門

 

課題

ファーウェイのソリューション導入以前、同院の既存ストレージ環境には次のような課題がありました。

  • 本番データとバックアップが同一ドメイン上に存在し、攻撃を受けた場合に本番データに加えてバックアップも同時に暗号化されるリスクがあった。
  • 復旧に長時間を要するため、バックアップがあっても業務再開まで数時間〜数日を要した。
  • 改ざん防止機能が不十分で、バックアップデータの信頼性や追跡性が確保されていなかった。
  • セキュリティ管理が分散しており、統合的な監視や防御体制が構築できていなかった。

これを受け、病院は次の方針を明確にしました。

「隔離・復元・検証が可能なデータセキュリティ基盤を構築し、どんな事態でも診療を止めないこと」

解決策:ファーウェイランサムウェア対策ストレージ

松波総合病院は、ファーウェイのDorado オールフラッシュストレージ を基盤に、AirGap(オフライン隔離)+ 改ざん防止バックアップ(イミュータブル) を組み合わせたランサムウェア対策ストレージソリューションを採用しました。

これにより、本番系の高性能運用・バックアップ系の完全隔離・迅速な復旧というセキュリティサイクルを確立しました。

AirGapオフライン隔離

  • バックアップシステムを本番環境から物理・論理的に完全分離。
  • 定期スケジュールで自動的に接続・切断を制御し、安全と効率を両立。

改ざん防止バックアップ(イミュータブル)

  • 書き換え不可のスナップショットを保存し、意図的な削除・暗号化を防止。
  • 各バックアップデータに追跡情報を付与し、完全な監査証跡を保持。

高速リカバリー性能

  • Doradoオールフラッシュ構成により、従来の“日単位”から“分〜時間単位”の復旧を実現。
  • PACSやHISなどの重要システムを迅速に復旧し、診療を止めない。

インテリジェント運用管理

  • AIによる異常検知と自動アラートで潜在的な脅威を早期発見。
  • 本番・バックアップ両システムを統合監視し、運用負担を軽減。

HUAWEIランサムウェア対策ソリューション構成図
ランサムウェア対策ソリューション構成図

導入効果

導入から稼働開始までわずか数週間で完了。

  • AirGapバックアップ環境を確立し、攻撃経路を完全遮断。
  • 復旧速度は従来比で約10倍向上。
  • 重要業務システムが数時間以内に復旧可能となり、医療業務の停止リスクを最小化。
  • セキュリティポリシーを一元管理し、IT運用の効率化を実現。

松波総合病院
後列左から、華為技術日本株式会社 法人ビジネス事業本部 公共ヘルスケア営業部 アカウントマネージャー 小岸馨、 社会医療法人 松波総合病院 システム開発・管理部 課長 可児竜太氏、 同 システム開発・管理部 部長 山北慎吾氏、 華為技術日本株式会社 ICTマーケティング&ソリューション営業本部 シニアソリューションマネージャー 郝茂全
前列左から、社会医療法人蘇西厚生会 松波総合病院 副院長 草深裕光氏、 同 病院長 松波和寿氏、 華為技術日本株式会社 法人ビジネス事業本部 公共ヘルスケア営業部 部長 張大全

お客様の声

これまで一番の不安は“攻撃そのもの”ではなく、“攻撃後に復旧できないこと”でした。 ファーウェイのAirGap隔離と改ざん防止バックアップのおかげで、実際のセキュリティ演習でも数時間以内に安全な状態へ復旧できました。 診療への影響もなく、この安心感は何ものにも代えがたいです。

松波総合病院 IT部門責任者

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