ファーウェイのWi-FiソリューションでユニユーロのROIを向上

背景

ユニユーロ（Unieuro）は、イタリアで3本の指に入る家電・デジタル製品の販売店です。1967年の設立以来、「卓越と達成」という事業理念を掲げ、ヨーロッパにおける電化製品の有名チェーン企業へと成長してきました。その高品質な製品、幅広い品揃え、そして専門性の高いサービスは、消費者に感動を与え続けています。

課題

モバイルインターネットとスマートフォンの進化により、場所を問わず常時インターネットにアクセスできることが当たり前になっています。モビディア（Mobidia）の調査によると、スマートフォン上でやりとりされる世界のデータトラフィックの約70%はWi-Fiネットワークによって送信されています。屋内に限れば、この割合は実に80%を上回ります。無料Wi-Fiサービスは、ほぼすべての場所でなくてはならないものです。そのため、集客とサービス満足度向上のために採用を検討するショッピングモールやスーパーマーケットが増えています。しかし、こうしたシナリオにおける無料Wi-Fiには、次のような課題があります。

イタリアのショッピングモールやスーパーマーケットにおいてトップ3に入るユニユーロは、お客様に安定した高品質な無料Wi-Fiサービスを提供することに注力してきました。そのため、同じ階や隣接階に設置されたAP間の電波干渉を排除して、100%のカバレッジを達成できるWi-Fiソリューションを求めていました。

ユニユーロは、お客様が混雑した場所でも簡単にWi-Fiネットワークにアクセスでき、高速インターネットサービスを利用できるようにすべきだと考えていました。さらに、Wi-Fiネットワークを活用して自社にも利益をもたらす必要があると感じていました。STAの正確な位置情報や端末の機種といった情報をWi-Fiネットワークから収集し、サードパーティ製の専門的な販売解析プラットフォームに取り込み、集客や解析に役立てます。解析結果から、マーケティング戦略や広告がどの程度の成果を生んでいるかを知ることができます。Wi-Fiネットワークが、O2O（オンラインツーオフライン）のためのマーケティングツールとなり、さらにはサードパーティ製の専門的な販売解析プラットフォームと連携可能なオープンプラットフォームにもなるでしょう。

解決策

詳細な検討の末にユニユーロがWi-Fiネットワークプロバイダに選んだのが、ファーウェイであり、同社のショッピングモールおよびスーパーマーケット向け商用Wi-Fiソリューションです。高性能なAP、専門性の高い自動ネットワーク計画ツール、eSight位置情報エンジン、そしてオープンアーキテクチャが信頼を勝ち取るうえでの決め手となりました。

利点

ファーウェイのショッピングモールおよびスーパーマーケット向け商用Wi-Fiソリューションは、広告の配信効率とマーケティング品質を向上させます。高いROIをもたらすマーケティングツールとなった無料Wi-Fiサービスは、ユニユーロにとってのお荷物的な存在から付加価値サービス（Value-Added Service、VAS）へと進化を遂げたのです。