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  • ファーウェイのデータセンターネットワークソリューションがイクラのクラウドホスティングサービスを支援

背景

1998年に創設されたイクラ(Ikoula)は、フランスのクラウドホスティング専門企業です。EuroCloud賞の「最優秀クラウドインフラサービス」を受賞し、ドメイン名、仮想プライベートサーバー(Virtual Private Server、VPS)、専用サーバーなどの分野でサービスを提供しています。イクラは、マシンルームとラックのリース事業を皮切りに、専用サーバーのホスティングとクラウドサービスを手がけ、さらにサービスを拡充させてクラウドサービスプロバイダーへと変貌をとげました。しかし、従来のデータセンターでは、サービス開発の要件を満たすことができないため、クラウドデータセンターへの進化が必要になりました。

フランスのクラウドホスティング専門企業イクラ(Ikoula)のサーバールーム

課題

イクラは、3大陸に6か所のデータセンターを擁しています。フランスを拠点として、同社は、米国、ドイツ、シンガポールでクラウドサービスを開始し、2016年春にはオランダに初の子会社を設立しました。65名の要員で、37,000以上のWebサイトをホスティングし、8,000台以上の仮想サーバーを管理して、25,000以上のお客様にサービスを提供しています。イクラは、サービスの大幅な拡充に取り組むなかで、クラウドサービスプロバイダーとしてお客様に最大99.999%のSLAを満たすマネージドサービスを提供するという同社の構想を実現するうえで、既設ネットワークが抱える問題が障壁となることに気づきました。クラウドサービス要件を満たし、高性能、高い信頼性、柔軟な拡張性、O&Mの簡素化に関する目標を達成するために、イクラには、以下の機能を実現するデータセンターネットワークの構築が必要でした。

  • 従来のスパニングツリープロトコル(STP)ネットワークにおける制約の解消、ネットワークリソースのフル活用、お客様とサービスの急速な増加に合わせた弾力的なスケールアウト
  • 元のネットワークのキャッシュ不足に起因するネットワークの輻輳問題の解決、将来の進化に伴う互換性確保に加え、40GEや100GE以上の広帯域に対応
  • ネットワーク保守要員の追加が不要なシンプルなO&M機能の搭載
  • ソリューション

    ファーウェイのデータセンターネットワークソリューションでは、サービス展開の複雑さを軽減し、システムの信頼性向上を実現できることに加え、リソースの監視と管理機能を提供することで、イクラの迅速なサービス展開要件に対応できます。

    拡張可能なネットワークアーキテクチャ: 

    NEルーターとCloudEngineデータセンタースイッチを使用してデータセンターネットワークを構築することで、100GE相互接続、10GEアクセス、エンドツーエンドの大規模キャッシュに対応できます。10GE、25GE、40GE、100GEの物理サーバーに対応したアーキテクチャを採用することで、ネットワークの弾力的なスケールアウトが可能になり、イクラは、迅速なクラウドサービスを展開するための帯域やネットワーク速度の不安から解放されます。

    シンプルで利便性の高いネットワークO&M: 

    ファーウェイのデータセンターネットワークソリューションは、仮想化技術を採用し、ループが発生しない信頼性の高いネットワークを構築することで、ネットワークデバイスのO&M管理の簡素化とO&Mの効率性向上を実現します。

    SDNレディなネットワークへの進化: 

    すべてのデバイスが、VXLANとEVPNに対応し、SDNに向けたスムーズなデータセンターネットワークの進化が可能なため、現在と将来のサービス要件の双方に対応できます。ファーウェイのデータセンターSDNソリューションは、ネットワークを再構築することなくそのまま展開できるため、CAPEXとOPEXを削減しながら、ネットワークの自動化を促進できます。

    利点

    イクラは、ファーウェイのデータセンターネットワークソリューションを採用してデータセンターネットワークを再構築し、同社が直面していた帯域不足や複雑なO&Mという問題を解決しました。再構築によって、イクラのパブリッククラウドのお客様は複数のVMを30秒以内にワンクリックで展開できるようになりました。また、アクセス性能の大幅な向上によってユーザー体験とロイヤリティが向上し、イクラの収益も増加しました。

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