クラウドエクスチェンジ:ICTを活用したアフリカにおける開発の推進
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アフリカが情報通信技術(ICT)インフラストラクチャを拡大し世界市場の主要プレーヤーになるにつれ、デジタル変革がこの地域の開発の推進、経済成長の促進、人々の生活の質の向上につながる可能性が無限に広がってきています。
実際、デジタル変革のプロセスは順調に進行しており、過去20年間にわたり、劇的な技術開発が行われています。例えば、2005年のアフリカにおけるインターネットの利用率は2.1%に過ぎませんでした。その後、利用率は急激に上昇し、2018年には24.4%に達しました。
しかし、ネット接続だけでは十分ではありません。アフリカが世界規模で真に競争するためには、大陸全体へのICTの普及が不可欠です。アフリカ連合も同様の認識を示し、ICTの普及を優先事項としました。実際、ICT開発は、アフリカが世界的に力を持てるようにすることを目標としたアフリカ連合の計画であるアジェンダ2063の主要な柱であり、GDPを増加させ、国際競争力を高め、市民の生活を向上させるための手段であると考えられています。アジェンダ2063の目的は、2063年までにICTの普及と実質GDPへの寄与の絶対額を2013年の水準の2倍にすることです。つまり、高度なICTをアフリカ全体に展開し、デジタル変革を推進することが極めて重要です。
このような環境では強力なクラウドプロバイダーが台頭する絶好の機会があり、これこそが、クラウドエクスチェンジ西アフリカ(Cloud Exchange West Africa Limited)が、ファーウェイの支援を得て果たしたい役割です。そして、大陸最大の経済力と技術投資の中心地であるナイジェリアを拠点にしている当社は理想的なポジションにあると確信しています。
当社は以前はダイメンションデータナイジェリア(Dimension Data Nigeria Limited)として知られ、西アフリカ全域への先進的なICTの実装に尽力し、現在ではこの地域で最大のクラウドサービスプロバイダとなっています。当社はパブリック、プライベート、ハイブリッドの各クラウド環境における顧客のサポートに専念しており、管理型およびデータセンターサービス、システム統合を提供しています。
これまでで最も重要なプロジェクトの1つとして、西アフリカ地域で初のUptime Design and Construction Certified Tier-4データセンターを建設しました。このデータセンターには、コロケーションサービス(レンタル可能なオールインワンサーバー)とインターコネクト(データセンターを接続するインフラストラクチャ)が配置されており、サービスとしてのインフラストラクチャ(IaaS)のプラットフォーム基盤としての役割を果たしています。このプラットフォームにより、西アフリカ全域の顧客にサービスを提供することが可能となり、さらなる拡大を計画しています。当社は、ファーウェイとデータセンター事業で提携することを決定し、ファーウェイの付加価値パートナー(VAP)となりました。
ファーウェイとの提携はごく自然な決断でした。ファーウェイは絶えず革新を続けており、デジタル変革を推進するソリューションの先頭に立っています。インテリジェントビデオ監視からストレージ、ワイヤレス製品に至るまで、ファーウェイはすべてを提供しています。利用可能なソリューションだけではなく、ソリューション導入前、導入中、導入後に提供される継続的なサポートも、ファーウェイが他の相手先商標製造会社(OEM)より優れている点です。
提携が開始されて以来、ファーウェイは西アフリカでの事業の展開に注力し、700人以上のナイジェリア人スタッフを雇用しています。この顧客との距離の近さによって、非常に効率的なサポートとサービスの提供が可能になります。ナイジェリアの従業員のスキルと能力に投資し、全国に事務所を開設することで、ファーウェイは市場で高い評価を得ており、企業はデジタル変革に関するファーウェイの技術を信頼しています。
ファーウェイの研修教材のおかげで、クラウドエクスチェンジはアフリカにおいてファーウェイの認定を受けた専門家の数が最も多いパートナーとなっています。企業がデジタル変革(ますます重要になってきているプロセス)を行うと決定するに当たっては、それを推進する強固なチームが不可欠です。
セールス前研修、セールスイネーブルメント研修、職業資格、専門資格など、ファーウェイはさまざまな研修機会を提供しています。クラウドエクスチェンジではこのような機会を最大限に活用し利用可能な技術についての洞察を得て、クライアントのデジタル変革ジャーニーを簡素化してきました。
ファーウェイとの提携のもう1つの利点は、最近のオールフラッシュプロモーションに見られるように、手頃な価格を提供することで相互の提携を促進していることです。この取り組みにより、光ハードディスクドライブ(HDD)と同程度のコストと容量で、ソリッドステートドライブ(SSD)のメリットを享受することができます。SSDにすることで、性能は10倍、信頼性は最大5倍になり、エネルギー消費量は70%削減され、ストレージ容量は維持され、余分なコストはかかりません。
また、当社のTier-4データセンターだけでなく、既存のインフラストラクチャをクラウドインフラストラクチャに接続するために、アプリケーションプログラミングインターフェース(API)やその他のハイブリッドツールを利用して、企業がクラウドコンピューティングに移行できるよう支援することにも注力しています。それによって、クラウド移行ジャーニー全体を通したインフラストラクチャの継続的な統合、開発、可用性を確保しています。これは、企業のサービス中断の低減に役立ち、このようなサービスは、専任のDevSecOpsエンジニアリングチームおよびコンサルタントチームを通じて提供されます。
当社は西アフリカの主要なクラウドプロバイダとしてアジェンダ2063を支援し、その変革の成果を示す義務があると考えているため、Tier 4データセンターを構築し、クラウド移行を支援することは当社にとって重要です。そして、ファーウェイがこの使命を果たすため協力してくれることに感謝しています。