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    店舗全体でWi-Fiが利用可能になり、ウキウキ・ワクワク働ける環境へ - 株式会社タカハシ

最新ファッションの余剰在庫などを買い取り、お得な価格で販売するオフプライスストアを東京・神奈川・埼玉など、関東地方を中心に展開しているのが株式会社タカハシだ。「価値あるものを、価格を抑えて提供するために努力しています」と情報システム部長兼EC事業部マネジャーの向山遵氏は言い切る。
 

タカハシ 情報システム部長兼EC事業部マネジャー 向山遵氏(右)、 ファーウェイ・ジャパン 法人ビジネス事業本部 セールス・マネージャー 黄進凱(左)

タカハシ 情報システム部長兼EC事業部マネジャー 向山遵氏(右)
ファーウェイ・ジャパン 法人ビジネス事業本部 セールス・マネージャー 黄 進凱(左)

店内にWi-Fiが使えない場所がある

現在、関東圏で47店舗展開している同社では、5年前に売れ筋商品の把握や在庫管理を容易にするためタブレットを導入。それと同時にWi-Fiの導入も行い、バックルームへの入り口とレジの真上にアクセスポイント(以下、AP)を設置。「店内すべての場所でWi-Fiが使えるようになるはずでした」(向山氏)

タブレットの主な用途は、営業日報の報告などの社内間コミュニケーション。ちょうどZoomなどのWeb会議サービスが登場してきたこともあり、商品部からは「店舗巡回をタブレットとZoomを使えばできるのでは」という案も出てきた。だが、実際にはWi-Fiが繋がらない場所があり、「タブレットを持って店内をあちこち移動すると、映像が途切れ途切れになってしまうため、店舗巡回の代替としては使い物になりませんでした」

業者に相談しても、よい解決案が見つからず、タブレットはWi-Fiが使える場所でのコミュニケーションツールとして活用するだけだったという。

スマートアンテナで課題を解決

2022年3月、向山氏はある展示会に出向き、偶然、ファーウェイのブースに立ち寄った。そこで紹介されたのが、ファーウェイのAP「AirEngine5761-21(以下、AirEngine)」だった。AirEngineはWi-Fi6に対応したAP。Wi-Fi6は、接続されるデバイスの台数が多くても高い通信品質が低下しづらいOFDMAやMU-MIMOといった技術を採用した最新の無線LAN規格だ。AirEngineの最大の特徴は独自のスマートアンテナ技術だ。スマートアンテナ技術は電波干渉を自動で抑制し、同じ距離での信号強度を倍増することで、従来のAPより約20%広いカバレッジを提供する機能である。「死角ゼロの高品質なワイヤレスカバレッジを実現できます」とファーウェイジャパンの黄進凱(オオイチンカイ)氏は付け加える。

「これに置き換えれば、Wi-Fiにまつわる課題が解消されるのでは」と考えた向山氏はすぐに見積りを依頼した。導入にかかるコストも既存のAPとほぼ変わらない額だったので、3カ月後の5月後半にはWi-Fi環境に問題が多かった2店舗へ実験的に導入。「既存APと同じ場所にAirEngineを設置したらどう変わるのか、試してみました。するとWi-Fiのつながらないエリアがなくなり、映像が途切れることもなくなりました」(向山氏)
 

図表 エリアの隅々までカバーするスマートアンテナ

図表 エリアの隅々までカバーするスマートアンテナ
 

無償のマッピングサービスも決め手に

AP自体の機能の良さだけではない。もう1つAirEngineの採用の決め手となったのが、最適なAP設置場所や電波強度などをシミュレーションツールを使って推定し、効率的なWi-Fi環境構築を支援する「マッピング」サービスが無償で提供されることである。図面を渡すと、翌日には最適な設置場所が返送されてくるという迅速さも、素晴らしいと思いました」と向山氏は語る。できるだけコストを抑えて出店するには、スピードが欠かせないからだ。「現在、入れ替えた店舗でAirEngineが活躍しています」と向山氏。Zoomがうまくつながらない店舗については順次、AirEngineへの入れ替えを行い、新規出店する店舗については最初からAirEngineを導入している。AirEngineを設置した店舗では、Wi-Fiの品質が向上したことで、従業員のWi-Fiへの不満もなくなり、これまで諦めていた遠隔地から売り場を映像でチェックするといったこともできるようになった。

図表 エリアの隅々までカバーするスマートアンテナ

図面を渡すだけで、最適な位置にAPをマッピング
 

現在、タブレットは店舗に3台だが、1人1台デバイスを持つようになることも、「近い将来の話」と向山氏。1人1台デバイスを活用するような環境でも、AirEngineなら十分対応できる。

「APをフル活用して、従業員の作業効率を向上させることはもちろんですが、従業員がウキウキ・ワクワクするような働き方を提供する施策を打っていきたいですね。ゲーミフィケーションを取り入れることも考えています」(向山氏)タカハシでは、2030年までに200店舗まで店舗数の拡大を計画しているという。

この計画を実現するカギとなるのが、従業員の確保である。だからこそ、従業員もウキウキ・ワクワクできる環境を構築する必要がある。同社にとってAirEngineはその環境に欠かせないソリューションと言えるだろう。

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