UTT、ファーウェイのICTインフラとスマートデバイスでアブダビのスマートシティ開発を強化

ここ数年、アブダビは世界初の「真の」スマートシティになるという野望を積極的に表明し、推進してきました。今年、アブダビは、マッキンゼーグローバルインスティテュートが作成した「スマートシティ：より住みやすい未来のためのデジタルソリューション」と名付けられた調査で中東・北アフリカ地域で第1位にランクされました。また、世界ランキングで2年連続で中東地域をリードしており、住民の生活の質を向上させるためのテクノロジーの利用において、東京や北京などの先進都市ハブを上回りました。

背景と顧客要件

ユビキタステレコミュニケーションテクノロジー（UTT）社はアブダビを拠点とし、全国の不動産投資家や個人顧客向けにスマートホームソリューション、スマート集中ビル管理システム（BMS）、スマートコミュニティサービス、スマートユビキタスシティサービスを提供する専門性の高いプロバイダーです。

UTTは、スマートコミュニティとスマートシティサービスの構築を中核となる価値観とし、顧客の生活をスマートライフスタイルに変革することに取り組んでいます。同社の使命は顧客の時間を節約し、不動産の価値と魅力を高めるために、カスタマイズされたホームオートメーション、スマートホームソリューション、集中都市制御を提供することにより、スマートシティの夢を現実にすることです。同社はアブダビで複数のスマートシティプロジェクトに携わっていますが、アルリームアイランドプロジェクト（6つのタワーと1272戸のアパートメント）は最も野心的なプロジェクトのひとつです。

シャムスアブダビの住宅地内に運河と公園を備えたアルリームアイランドプロジェクト「ブリッジズ」は、2つのフェーズに分かれており、各フェーズに3つのタワー、プロジェクト全体で6つのタワーがあります。各フェーズでは、セキュリティネットワークアクセス制御システム、物理的に隔離されたCCTVネットワークソリューションとストレージソリューションが必要でした。お客様の主な懸念事項は、デバイスと帯域幅の拡張性、高いデータ可用性、信頼性、セキュリティなどです。

ファーウェイのソリューション

OceanStor 2600 V3

• ビデオシナリオ向けに構築されたSAN/NASコンバージドストレージシステム

• アクティブ-アクティブデュアルコントローラアーキテクチャ

• 新世代のPCI-E 3.0バスと12 Gbps SAS3.0

• 革新的なRAID2.0+データ保護技術

ァーウェイの最新6700シリーズスイッチによる10Gb対応ネットワーク

• 10G SFP+スケーラブルファイバーポート x 32 & 48

• ファンと電源の冗長化により高い耐障害性を確保

• 40Gb対応アップリンクポート

• 単一スタックで最大9台のデバイスをサポートする大規模クラスタリングにより拡張性を確保

• テラビットのスイッチング容量によるエンドツーエンドのノンブロッキングアーキテクチャ

5700シリーズ サーバーファーム専用スイッチによるベストプラクティスのネットワーク設計

• サーバーとストレージインフラ専用のデュアルスタックサーバーファームスイッチ

• 10Gbアップリンクにより、高帯域幅の可用性とボトルネックを排除

• ギガビットのスイッチング容量により、ノンブロッキングアーキテクチャを実現

• 冗長電源により高い耐障害性を確保

ファーウェイの2700シリーズスイッチを使用したアクセスでの冗長アップリンクによるベストプラクティスのネットワーク設計

• ノンブロッキングアーキテクチャ

• アクティブ/アクティブ状態のデュアルギガビットアップリンク

• セキュリティプロトコルの完全なセキュリティスイートにより、接続されたデバイスの認証を保証

• セキュリティネットワークで一般的なマルチキャストネットワークに対応するマルチキャストプロトコルスイート

顧客価値

ファーウェイのベストプラクティスのネットワークとストレージソリューション設計により、UTTはコスト効率、O&M効率、投資利用効率を大幅に向上させ、同時にデータのセキュリティと信頼性、ネットワークの安定性と可用性を保証することができました。このソリューションは、シンプルなライセンス不要のモデル設計に基づいており、コアに10Gbの機能があるため拡張性が確保されています。これらすべての機能により、同社のCAPEXは削減され、、予算戦略も満足のいくものになりました。

• ファーウェイのビデオ向けOceanStor 2600 V3は極めて高いパフォーマンスを提供し、このシステムは単一デバイス上で最大396台までディスクを拡張でき、ディスクの障害率を低減し、従来のモデルと比較してデータ再構築速度が20倍向上しています。

• ファーウェイのiStackクラスタリング技術により、シンプルな従量課金モデルを保証し、顧客のコスト効率が向上します。

• デバイスの管理が簡単になり、お客様の業務効率が向上しました。クラスタリング技術により、お客様はVRRPやSTPといった不必要で複雑なプロトコルを取り除くことができます。各スイッチのスタックは単一のスイッチとして管理されます。

• 投資を最大限に活用します。クラスタリング技術を使用することで、スイッチに接続する敷設済みファイバーはすべてアクティブ/アクティブ方式で利用できます。これにより、帯域幅が本質的に2倍になり、単一障害点がなくなります。

「ファーウェイとの協力関係には毎回感謝しています。ファーウェイのチームは非常にプロフェッショナルで効率的です。当社はソリューションの性能に感銘を受けています。今後、両社が協力する機会が増え、アブダビのスマートシティ建設に共に貢献できると信じています」とUTTのスマートシティインフラマネージャー、アドナン・ソコリヤ（Adnan Sokolija）氏はコメントしました。